日本のクレジットカード ニュージーランドでの手数料の仕組み

クレジットカードは海外でも使えて大変便利です。しかし、日本国内での利用とは異なり海外利用では手数料・諸経費がかかるのも事実です。知っておくことで精神的に安心して日本のクレジットカードで支払いができるようになります。現実にはどれくらいの手数料になるんでしょうか?

 

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カード会社・利用者・加盟店舗との関係

2017-01-16 22.06.43

 

手数料などの理解には、カード会社・利用者・加盟店舗との関係を知っておくと理解が早まります。

 

 

  • 利用者Aとカード会社V社との関係

 

利用者Aはカード会社に年会費を支払っているケースが多いです。そして、Aさんは自由にクレジットカードを支払いに使うことができます。国内で利用する場合、カード支払い手数料がかかるということは原則ありません。

 

 

  • 加盟店舗Xとカード会社V社との関係

 

店舗XはV社に加盟店料として、カード支払いごとに1〜2%の手数料を支払っています。例えば、Aが1万円のステーキを店舗Xで食べて支払った場合、Xは100円〜200円はV社に支払っていることになります。

 

ちなみに、この店舗XがV社に支払うべき加盟店料を「カード利用手数料」としてAのステーキ料金の支払いに上乗せして1万200円請求することは、V社が定める加盟店規約に反する行為です。日本では平然と行なっている加盟店もあるようですが。

 

 

 

日本の銀行で作った日本のクレジットカードを「日本」で使用する場合は、このような関係が一般的です。では、「海外」で利用する場合はどうなるんでしょうか。

 

 

 

 

日本のクレジットカードの海外利用

 

スクリーンショット 2017-01-16 22.44.58

 

 

本当にざっくり関係図を書くとこんな感じになります。銀行が関わるのは、あなたの口座に入っている通貨とニュージーランドの通貨が違うからです。

 

 

 

  • 加盟店舗Xとカード会社V社との関係

 

Xがニュージーランドにあるとします。しかし、関係図としては先ほどと同じです。同じ形式で加盟店料をV社に支払っています。

 

ニュージーランドの店舗だろうが、その加盟店料を利用者Aの支払いに上乗せする行為は規約違反です。なのでAさんのステーキ代金が$100なら請求は$100になります。

 

 

 

  • 利用者Aとカード会社V社との関係

 

V社は自国のクレジットカードを海外利用する際、一律の割合で「海外利用の事務手数料」をAの支払いごとに請求しています。事務手数料割合はカード会社によって違いますが、だいたい支払額の約1.6%〜2%くらいです。

 

例えばAが店舗Xで$100のステーキの支払いをする場合、V社から$100の2%の額に相当する$2「海外利用の事務手数料」がAが利用するJapan銀行に請求されます。店舗Xでの支払いは$100ですが、V社がJapan銀行に請求には$2が上乗せされています。(※NZ$1=100円で計算)

 

 

NZ$100(ステーキ)+NZ$2(海外事務手数料)=$102

 

 

 

  • Japan銀行とカード会社Vの関係

 

V社のおかげでAは現地通貨の現金でステーキ$100の支払いをする必要はありません。V社が$100肩代わりしているわけです。その後Japan銀行に$100+海外事務手数料2%が上乗せされて請求されます。しかし、Japan銀行のAさんの口座にあるのは「円」です。円はNZ$に両替されて支払われます。

 

よって、引き落としは10200円!!とはなりません。

 

 

理由は、銀行は1通貨の両替に対して手数料を定めているからです。専門用語だと「スプレッド」と呼ばれます。ニュージーランドドルで言えば、1通貨=NZ$1です。このスプレッド(1通貨あたりの両替手数料)は金融機関によって幅がありますが、ざっくり2円〜5円は設けられています。

 

この$102は102通貨と数えることができます。スプレッドが1通貨=3円としましょう。3円×102=306円がスプレッド(両替手数料)として更に引き落とされます。

 

 

 

NZ$100(ステーキ)+NZ$2(海外事務手数料)=$102(102通貨)

 

3円(スプレッド)×102通貨=306円

 

10200円+306円=10506円がJapan銀行からの引き落としになります。

 

 

 

 

為替変動の影響を考慮する

 

利用者Aさんがニュージーランドの店舗Xでステーキ代$100に対して、カード会社からの海外事務手数料と銀行へのスプレッドが既に上乗せされています。

 

「もう上乗せはないよね」

 

と思いたいところですが、もう一つ考慮しないといけないことがあります。

 

「為替変動リスク」です。

 

 

カードで支払った場合、支払い後すぐに請求・引き落としがされる場合もあります。しかし、引き落としまで数日を要することもあります。特に海外でのカード利用だと数日を要することの方が多いです。

 

 

ここで思い出していただきたいのですが、午後のニュースの終盤で「現在$1=100円50銭で取引されています」とキャスターが報道するのを聞いたことがあると思います。この取引の価格は秒単位で小刻みではありますが変動しているのです。

 

さて、AさんのJapan銀行からの引き落としまでに3日かかるとしましょう。店舗Xでステーキを食べた時はNZ$1=100円でしたが、3日後NZ$1=105円で取り引きされていたらどうでしょう。

 

 

NZ$100(ステーキ)+NZ$2(海外事務手数料)=$102(102通貨)

 

NZ$102=10710円(NZ$1=105円計算)

 

3円(スプレッド)×102通貨=306円

 

10710円+306円=11016円がJapan銀行から引き落とされます。

 

 

まぁ、実際は3日で3円も変動することはほとんどありません。

また、現実にはNZ$1=95円になる可能性もあります。

 

 

 

まとめ

 

日本のあなたの口座から引き落とし額は、

 

 

  • 商品代金

 

  • カード会社の海外事務手数料 (決済額の1.6〜2%)

 

  • 銀行のスプレッド (1通貨あたりの両替手数料)

 

の合計額と

 

  • 決済から引き落とし日までの為替変動額 (取引によって増減あり)

 

によって確定します。

 

 

 

 

 

僕の最近の買い物例

 

ちなみに、先日僕はニュージーランドの銀行で作ったNZ$が入った口座のクレジットカードを使用して日本のサイトで買い物をしました。

 

商品代:17980円(税込)=約NZ$214 

 

引き落とし:約18873円=約NZ$233

 

タイムラグ:3日

 

差額:18873円ー17980円=893円

 

 

 

 

内訳

 

  • 海外事務手数料約1.6%=約287円

 

  • 為替変動この3日で1通貨あたり+10銭=約20円

 

  • スプレッド=約586円  ※586円÷214通貨=1通貨約2.73円

 

高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれです。

 

 

 

ちなみに、僕は2014年10月にニュージーランドに来る前、日本で3万円の現金をニュージーランドドルの現金に両替しました。その時、NZ$1=約88円でしたが両替手数料込みでNZ$1=約93円で3万円分の両替になりました。スプレッドだけで1通貨約5円とられたことになります。

 

 

現金の両替商の相場ははっきり言ってカード支払いでの両替手数料よりかなり高いです!!しかも、ニュージーランドドルが余るとどうでしょう。再び日本円の現金に両替する際と似たような5円前後の手数料が1通貨あたりにかかります

 

 

現金を全く持たないのは危険だと思います。しかし、海外での支払いはカード中心で支払った方が圧倒的にお得です。しかも、いちいち両替商に行く手間もありません^^

 

 

 

 

 

 

 

以上になります。皆様の海外滞在が素晴らしいものになることをお祈りいたします!!

それでは、See you next time!!

 

※アイキャッチ画像の出典元:「https://pixabay.com」

 

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